さて、フィリピン株は黙って見ているだけでは買えませんので、実際に口座を開設してみました。
ここでは、口座開設の手順に沿って、入力の仕方や注意点などを示します。
はじめに
用意するもの
①有効なIDと、紙に書かれたサインのサンプル3つの写真またはスキャンしたもの
②有効なIDを手に持った自撮り写真
③住所が記載された証明書の写真またはスキャンしたもの
④銀行口座の詳細
⑤会社の従業員、自営業者または退職者には、SSS/GSIS/CRNおよびTINナンバー
とあります。
このうち、①②③は用意できました。
①②にある有効なIDはパスポートを、③は日本国内の運転免許証を用意しました。
④は、BDOやBPIなどのフィリピン国内の銀行口座がありません。
⑤は、持っていません。
とりあえず④⑤はないまま①②③だけ用意して申請します。
注意:
①②③で写真を撮るときは、画像データのサイズを落として2Mバイト以下にしておく必要があります。
ファイルをアップロードするときに、2Mを超えていると受け付けてもらえません。
画面を切り替えてファイルの画像を縮小操作している間に、フォームに入力していたデータが消え、最初から入力し直す羽目になります。
登録フォームへの記入
チェックボックスへのチェック
登録フォームへの入力に先立ち、次の2つの内容に目を通し、チェックボックス2つにチェックを入れる必要があります。
- Teams and Conditions(規約と条件)
- Privacy Statement(プライバシーに対する声明)
とても長いので、ここでは詳細を省きます。
〇をクリックしてチェックを入れます。
アカウント情報の入力
ここでは、次の情報を入力します。
- ユーザー名
- パスワード
- パスワードをもう一度
- セキュリティのための質問
- 質問の答え
パスワードは6-16文字で、大文字を含んだ英数字および記号を必ず含めます。
セキュリティのための質問は、次の10通りから選びます。
- あなたの母親の旧姓は?
- あなたのペットの名前は?
- あなたの最初の学校名は?
- あなたの子供のころのヒーローは?
- あなたの好きな娯楽は?
- お気に入りのスポーツチームは?
- あなたの父親のミドルネームは?
- あなたの高校のマスコットは?
- あなたの最初の車またはバイクの車種は?
- あなたが夫または妻と最初に出会った場所は?
この答には、漢字でも登録できました。
次のページに進みます。
このページでは、
- アカウントタイプ
- 名前(ファーストネーム)
- ミドルネーム
- 名字(ラストネーム)
- サフィックス
- 性別
- 生年月日
を入力します。
アカウントタイプは、個人、共同、信託管理の中から選びます。
日本人は普通、ミドルネームがないので、チェックボックスにチェックを入れること。
サフィックスのところは、チェックボックスにチェックを入れること。ケン・グリフィー・ジュニア、ルパン三世にあたる部分です。
スクロールして、次の画面。
ここでは、
- 出身地
- フィリピン国籍または外国籍か
- Civil Status(民法上の身分⇨独身か既婚か、など)
- 配偶者の名前
- ID Type(身分証明書の種類)
- ID Number(身分証明書に記載された番号)
- Tax Identification Number
- SSS/GSIS Number
を入れていきます。
ID Typeにはパスポートを選び、ID Numberにはパスポートに記載された番号を入れました。
ポイントは次です。
Tax Identidfication Numberには、NA を入れました。
SSS/GSIS Numberには、000000000 を入れました。ゼロを9つ。
スクロールして次の項目です。
- Present Address(現住所)
- Zip Code(郵便番号)
- Country(国)
- Permanent Address(本籍)
- Zip Code(郵便番号)
- Country(国)
- Country Code(国番号)
- Area Code(市外局番)
- Home Phone Number(自宅電話番号)
- Country Code(国番号)
- Mobile Prefix(携帯局番)
- Mobile Number(携帯番号)
必要書類のアップロード
次のものを写真に撮り、アップロードします。
①パスポートと、紙に書かれたサインのサンプル3つの写真
②パスポートを手に持った自撮り写真
③日本国内の自動車運転免許証の写真
①は、白い紙にサインのサンプルを3つ書き、その左側にパスポートを置き、次の絵のようにして写真を撮りました。

サインは、パスポート記載のものと同様に漢字で書きました。
次に、②の自撮り写真は次のようにパスポートを手に持って撮ります。

フォームへの記入と必要な書類のアップロードが終わると、次のようなメッセージが現れます。


ビデオコールによる認証
登録フォームへ記入し、必要書類のアップロードが終わると、メールで連絡がありました。
Zoomによる認証を行うための、日時とID、パスワードが記されています。
最初に指定された日時では都合が悪かったので、その翌日に変更しました。
注意:
ここでいう日時はマニラ時間です。
現地は1時間遅いので、15:30と書いてあれば、日本時間の16:30を指します。
翌日、予定通りの時刻に、Zoomによる認証が始まりました。
会話は英語で行われました。
本人確認のため、パスポートの記載事項をカメラで見せた後、次の項目について質問されます。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 会社名
そして最後に、白い紙に実際に名前のサインを記入し、それをカメラで見せて終わりです。
質問はありますか、と聞かれたので、私は2つ質問をしました。
Q1:OやBPIのようなフィリピン国内の銀行口座を持っていないが、それでも口座開設は可能か。
⇨日本の銀行に送金することはできるが、その分の手数料が発生する。
Q2:証券口座への入金にはSBIレミットなど海外送金サービスは利用可能か?
⇨SBIレミットやWISEは弊社でもよく使われている。
初期保証金の入金
ビデオコールによる認証が終わると、初期保証金(口座維持費)の入金です。
これには、10,000PHP(≒ 23,000円)の入金が必要です。
入金先は、登録完了の際の画面に表示されています。
入金にはSBIレミットを使いました。
Deposit Alertを送った後、心配になってメールで問い合わせたところ、次のような回答がありました。

これを読む限り、お金は無事に受け取ってもらえたようです。
アカウントの有効化
後報
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